も こう 人工 肛門。 人工肛門(ストーマ)で障害年金をもらうために重要なポイント

人工肛門 とは?役割・目的・取り扱い時の注意点まとめ

も こう 人工 肛門

人工肛門を造設するとストーマ装具の交換や定期的なメンテナンスが必要で費用の負担も大きく、仕事や日常生活への制限も小さなものではありません。 そんなオスメイトの生活を支えてくれる制度のひとつに障害年金があります。 障害年金が受給できた場合、最低でも年間58万4500円が支給されます。 障害年金があるかないかで生活は大違いです。 しかし、障害年金は申請すればすべての方に支給されるものではありません。 障害年金を受給するためには、日本年金機構の定める一定の条件を満たしている必要があります。 今回は人工肛門(ストーマ)の障害年金の認定基準や申請する際のポイントをご説明します。 この記事を読めば、ご自身が障害年金を受給できるかどうかおおよその目安がわかるはずです。 障害年金とは・・・? 病気やケガなどが原因で日常生活や仕事に支障が出ている方を対象に支給される年金です。 原則、病気やケガのために初めて病院を受診した日(初診日といいます)から1年6ヶ月後から受給することができます。 また、障害年金は原則として20歳から64歳までの方が請求することができます。 障害年金には初診日に加入していた年金制度に応じて2つの種類があります。 25+障害基礎年金1級(年間97万4125円) 2級 報酬比例の年金額+障害基礎年金2級(年間77万9300円) 3級 報酬比例の年金額(最低保障額 年間58万4500円) 障害基礎年金では日本年金機構の定める障害等級1級又は2級に認定された方に、障害厚生年金では1級から3級に認定された方に障害年金が支給されます。 障害年金を受給するためにはおおまかにいうと2つの条件を満たしている必要があります。 若しくは、初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと。 【保険料の納付要件】 (2)障害の程度が日本年金機構の定める基準に該当していること【障害の程度の要件】 (1)の保険料の納付要件を満たしていなければ、どんなに症状が重くても障害年金を受給することはできません。 自分が納付要件を満たしているかは、お近くの年金事務所で確認することができます。 納付要件を満たしていることがわかれば、次に重要なのは(2)の障害の程度の要件です。 初診日に国民年金に加入していた方は1級又は2級、厚生年金に加入していた方は1~3級のいずれかに認定される必要があります。 2 人工肛門の認定基準 2-1 人工肛門を造設した場合 障害年金では、それぞれの傷病について「このくらいの障害の程度であれば〇級相当」と基準が設けられています。 これを障害年金の認定基準と言います。 認定基準では、人工肛門を造設している場合は原則3級に認定すると決められています。 ここで重要になるのが、人工肛門造設の原因となった傷病(クローン病や大腸がん等)のために初めて病院を受診した日(初診日)に加入していた年金制度です。 1章の「障害年金とは…」でご説明したとおり、初診日に厚生年金に加入していた場合には障害厚生年金、国民年金に加入していた場合には障害基礎年金の対象になります。 障害厚生年金では1級から3級のいずれかに該当した場合、障害基礎年金では1級または2級のどちらかに該当した場合に障害年金が支給されます。 人工肛門は原則3級に認定されるため、初診日に厚生年金に加入していた場合は、納付要件さえ満たしていれば障害年金を受給することができます。 それに対して、初診日に国民年金に加入していた場合は3級では障害年金が支給されません。 人工肛門を造設後、人工肛門が上手く機能していない場合や、人工肛門造設の原因となった傷病の状況や進行状況((例)がんが原因で転移がある、抗がん剤治療で副作用がある等)によっては2級以上に認定される可能性もあります。 障害年金の診断書では、日常生活への支障の程度を5つの段階に分けて示した「一般状態区分」という項目があります。 人工肛門の造設で2級以上に認定されるためには、日常生活を送るにあたって介助を必要とすることがあり、軽い家事や事務作業もできない程度、つまり以下の区分のうち少なくとも「ウ」「エ」「オ」のいずれかに該当する必要があります。 区分 一般状態 ア 無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの イ 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの 例えば、軽い家事、事務など ウ 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起きているもの エ 身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の 50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの オ 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの がんの認定基準についてはこちらの記事をご参照ください 『』 また、人工肛門に加えてその他の人工臓器等を造設している場合には、2級に認定される場合があります。 以下で詳しくご説明します。 2-2 人工肛門+新膀胱を造設または尿路変更術を施した場合 人工肛門の造設に加えて、新膀胱を造設した場合、または尿路変更術を造設した場合は、原則として2級に認定されます。 そのため、初診日に国民年金に加入していた場合でも障害年金が支給されます。 2-3 人工肛門+カテーテル留置または常時自己導尿が必要な場合 人工肛門の造設に加えて、カテーテルを留置している場合、または常時自己導尿を行っている場合は、原則として2級に認定されます。 そのため、初診日に国民年金に加入していた場合でも障害年金が支給されます。 3 診断書を依頼する際の注意点 障害年金を申請するためには医師の作成した診断書を提出する必要があります。 診断書は障害年金の申請にあたって一番重要な書類です。 障害年金は書類審査であり、審査官と一度も面談することなく提出した書類の内容ですべてが決まってしまいます。 どんなに症状が重くても、日常生活に支障が出ていても、提出した書類でそれが伝わらなければ不支給になってしまうこともありえるのです。 人工肛門を造設していても、そのことが診断書の記載されていなければ、ないものとして扱われてしまいます。 お医者さんに診断書を作成してもらったら、人工肛門の造設について記入漏れがないかしっかり確認してください。 また、人工肛門が上手く機能していない場合や、人工肛門造設の原因となった傷病によって他の障害が発生している場合(がんが原因で転移がある、抗がん剤治療を受けている等)は、それについても記載してもらうようにしましょう。 (PDF) 4 知っておきたい3つのポイント 4-1 障害者手帳の等級が4級でも受給できる! 人工肛門を造設している方の中には、障害手帳をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 障害者手帳では人工肛門は原則4級に認定されます。 障害年金の受給には最低でも3級以上に認定される必要があるため、障害者手帳4級では受給できないと勘違いしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、これは大きな誤りです。 障害者手帳と障害年金は全くの別制度であり、異なる認定基準で判断されているので、同じ病気であっても等級が異なることがたびたびあります。 人工肛門は障害年金では3級に認定されるので、障害者手帳が4級であっても問題ありません。 4-2 働いていても受給できる! 障害年金では等級認定の判断基準として「日常生活や仕事への支障の程度」が重視されています。 人工肛門を造設している方の場合は、造設後、職場に復帰したり、問題なく日常生活を送ることができている、という方も少なくありません。 そのため、仕事に復帰しているから障害年金をもらえないのではないかと不安に思われる方も多いのではないでしょうか。 しかし、人工肛門を装着している場合は、もちろん日常生活や仕事への支障の程度も考慮されますが、あくまでも人工肛門の造設が重視されているため、仕事ができているからと言って認定されないということはありません。 4-3 造設してから6ヶ月経った日から障害年金を請求できる! 障害年金は通常、病気やケガのために初めて病院を受診した日(初診日)から一定期間を経過しなければ、障害年金を請求することができません。 この期間は原則1年6ヶ月と定められており、1年6ヶ月経過した日のことを「障害認定日」と言います。 この、障害認定日には一部例外があり、人工肛門もその例外のひとつです。 人工肛門を造設した場合は、初診日から1年6ヶ月が経過していなくも、人工肛門を造設した日から6ヶ月経った時点で障害年金を請求することができます。 ただし、人工肛門造設の原因となった傷病で初めて病院を受診した日から1年6ヶ月経った日が人工肛門造設から6ヶ月経った日よりも早い場合は、初診日から1年6ヶ月経った日から障害年金を請求することができます。 また、人工肛門に加えて他の人工臓器等を造設している場合の障害認定日は下記の通りです。 (1) 人工肛門+新膀胱を造設した場合 人工肛門を造設した日から6ヶ月経った日と新膀胱を造設した日のいずれか遅い日と初診日から1年6ヵ月経った日のいずれか早い日が障害認定日になります。 (2) 人工肛門+尿路変更術を施した場合 人工肛門を造設した日から6ヵ月経った日と尿路変更術を施した日から6ヶ月経った日のいずれか遅い日と初診日から1年6ヶ月経った日のいずれか早い日が障害認定日になります。 (3) 人工肛門+カテーテル留置または常時自己導尿が必要な場合 人工肛門を造設した日から6ヶ月経った日とカテーテル留置または自己導尿を導入した日から6ヶ月経った日のいずれか遅い日と初診日から1年6ヶ月経った日のいずれか早い日が障害認定日になります。 5 まとめ 今回は、障害年金における人工肛門の認定基準についてご説明しました。 人工肛門を造設した場合は原則3級に認定されます。 さらに、新膀胱を造設していたり尿路変更術を施していたり、カテーテル留置や自己導尿を行っている場合は原則2級に認定されます。 障害年金は2級に認定されれば少なくとも年間77万9300円、3級に認定されれば少なくとも年間58万4500円が支給されます。 障害年金はオスメイトの生活の大きな支えになるはずです。 この記事が皆さんの障害年金申請のお役に立てば幸いです。

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新肛門再建手術 直腸癌と大腸がんの解説

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人工肛門を造設するとストーマ装具の交換や定期的なメンテナンスが必要で費用の負担も大きく、仕事や日常生活への制限も小さなものではありません。 そんなオスメイトの生活を支えてくれる制度のひとつに障害年金があります。 障害年金が受給できた場合、最低でも年間58万4500円が支給されます。 障害年金があるかないかで生活は大違いです。 しかし、障害年金は申請すればすべての方に支給されるものではありません。 障害年金を受給するためには、日本年金機構の定める一定の条件を満たしている必要があります。 今回は人工肛門(ストーマ)の障害年金の認定基準や申請する際のポイントをご説明します。 この記事を読めば、ご自身が障害年金を受給できるかどうかおおよその目安がわかるはずです。 障害年金とは・・・? 病気やケガなどが原因で日常生活や仕事に支障が出ている方を対象に支給される年金です。 原則、病気やケガのために初めて病院を受診した日(初診日といいます)から1年6ヶ月後から受給することができます。 また、障害年金は原則として20歳から64歳までの方が請求することができます。 障害年金には初診日に加入していた年金制度に応じて2つの種類があります。 25+障害基礎年金1級(年間97万4125円) 2級 報酬比例の年金額+障害基礎年金2級(年間77万9300円) 3級 報酬比例の年金額(最低保障額 年間58万4500円) 障害基礎年金では日本年金機構の定める障害等級1級又は2級に認定された方に、障害厚生年金では1級から3級に認定された方に障害年金が支給されます。 障害年金を受給するためにはおおまかにいうと2つの条件を満たしている必要があります。 若しくは、初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと。 【保険料の納付要件】 (2)障害の程度が日本年金機構の定める基準に該当していること【障害の程度の要件】 (1)の保険料の納付要件を満たしていなければ、どんなに症状が重くても障害年金を受給することはできません。 自分が納付要件を満たしているかは、お近くの年金事務所で確認することができます。 納付要件を満たしていることがわかれば、次に重要なのは(2)の障害の程度の要件です。 初診日に国民年金に加入していた方は1級又は2級、厚生年金に加入していた方は1~3級のいずれかに認定される必要があります。 2 人工肛門の認定基準 2-1 人工肛門を造設した場合 障害年金では、それぞれの傷病について「このくらいの障害の程度であれば〇級相当」と基準が設けられています。 これを障害年金の認定基準と言います。 認定基準では、人工肛門を造設している場合は原則3級に認定すると決められています。 ここで重要になるのが、人工肛門造設の原因となった傷病(クローン病や大腸がん等)のために初めて病院を受診した日(初診日)に加入していた年金制度です。 1章の「障害年金とは…」でご説明したとおり、初診日に厚生年金に加入していた場合には障害厚生年金、国民年金に加入していた場合には障害基礎年金の対象になります。 障害厚生年金では1級から3級のいずれかに該当した場合、障害基礎年金では1級または2級のどちらかに該当した場合に障害年金が支給されます。 人工肛門は原則3級に認定されるため、初診日に厚生年金に加入していた場合は、納付要件さえ満たしていれば障害年金を受給することができます。 それに対して、初診日に国民年金に加入していた場合は3級では障害年金が支給されません。 人工肛門を造設後、人工肛門が上手く機能していない場合や、人工肛門造設の原因となった傷病の状況や進行状況((例)がんが原因で転移がある、抗がん剤治療で副作用がある等)によっては2級以上に認定される可能性もあります。 障害年金の診断書では、日常生活への支障の程度を5つの段階に分けて示した「一般状態区分」という項目があります。 人工肛門の造設で2級以上に認定されるためには、日常生活を送るにあたって介助を必要とすることがあり、軽い家事や事務作業もできない程度、つまり以下の区分のうち少なくとも「ウ」「エ」「オ」のいずれかに該当する必要があります。 区分 一般状態 ア 無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの イ 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの 例えば、軽い家事、事務など ウ 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起きているもの エ 身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の 50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの オ 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの がんの認定基準についてはこちらの記事をご参照ください 『』 また、人工肛門に加えてその他の人工臓器等を造設している場合には、2級に認定される場合があります。 以下で詳しくご説明します。 2-2 人工肛門+新膀胱を造設または尿路変更術を施した場合 人工肛門の造設に加えて、新膀胱を造設した場合、または尿路変更術を造設した場合は、原則として2級に認定されます。 そのため、初診日に国民年金に加入していた場合でも障害年金が支給されます。 2-3 人工肛門+カテーテル留置または常時自己導尿が必要な場合 人工肛門の造設に加えて、カテーテルを留置している場合、または常時自己導尿を行っている場合は、原則として2級に認定されます。 そのため、初診日に国民年金に加入していた場合でも障害年金が支給されます。 3 診断書を依頼する際の注意点 障害年金を申請するためには医師の作成した診断書を提出する必要があります。 診断書は障害年金の申請にあたって一番重要な書類です。 障害年金は書類審査であり、審査官と一度も面談することなく提出した書類の内容ですべてが決まってしまいます。 どんなに症状が重くても、日常生活に支障が出ていても、提出した書類でそれが伝わらなければ不支給になってしまうこともありえるのです。 人工肛門を造設していても、そのことが診断書の記載されていなければ、ないものとして扱われてしまいます。 お医者さんに診断書を作成してもらったら、人工肛門の造設について記入漏れがないかしっかり確認してください。 また、人工肛門が上手く機能していない場合や、人工肛門造設の原因となった傷病によって他の障害が発生している場合(がんが原因で転移がある、抗がん剤治療を受けている等)は、それについても記載してもらうようにしましょう。 (PDF) 4 知っておきたい3つのポイント 4-1 障害者手帳の等級が4級でも受給できる! 人工肛門を造設している方の中には、障害手帳をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 障害者手帳では人工肛門は原則4級に認定されます。 障害年金の受給には最低でも3級以上に認定される必要があるため、障害者手帳4級では受給できないと勘違いしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、これは大きな誤りです。 障害者手帳と障害年金は全くの別制度であり、異なる認定基準で判断されているので、同じ病気であっても等級が異なることがたびたびあります。 人工肛門は障害年金では3級に認定されるので、障害者手帳が4級であっても問題ありません。 4-2 働いていても受給できる! 障害年金では等級認定の判断基準として「日常生活や仕事への支障の程度」が重視されています。 人工肛門を造設している方の場合は、造設後、職場に復帰したり、問題なく日常生活を送ることができている、という方も少なくありません。 そのため、仕事に復帰しているから障害年金をもらえないのではないかと不安に思われる方も多いのではないでしょうか。 しかし、人工肛門を装着している場合は、もちろん日常生活や仕事への支障の程度も考慮されますが、あくまでも人工肛門の造設が重視されているため、仕事ができているからと言って認定されないということはありません。 4-3 造設してから6ヶ月経った日から障害年金を請求できる! 障害年金は通常、病気やケガのために初めて病院を受診した日(初診日)から一定期間を経過しなければ、障害年金を請求することができません。 この期間は原則1年6ヶ月と定められており、1年6ヶ月経過した日のことを「障害認定日」と言います。 この、障害認定日には一部例外があり、人工肛門もその例外のひとつです。 人工肛門を造設した場合は、初診日から1年6ヶ月が経過していなくも、人工肛門を造設した日から6ヶ月経った時点で障害年金を請求することができます。 ただし、人工肛門造設の原因となった傷病で初めて病院を受診した日から1年6ヶ月経った日が人工肛門造設から6ヶ月経った日よりも早い場合は、初診日から1年6ヶ月経った日から障害年金を請求することができます。 また、人工肛門に加えて他の人工臓器等を造設している場合の障害認定日は下記の通りです。 (1) 人工肛門+新膀胱を造設した場合 人工肛門を造設した日から6ヶ月経った日と新膀胱を造設した日のいずれか遅い日と初診日から1年6ヵ月経った日のいずれか早い日が障害認定日になります。 (2) 人工肛門+尿路変更術を施した場合 人工肛門を造設した日から6ヵ月経った日と尿路変更術を施した日から6ヶ月経った日のいずれか遅い日と初診日から1年6ヶ月経った日のいずれか早い日が障害認定日になります。 (3) 人工肛門+カテーテル留置または常時自己導尿が必要な場合 人工肛門を造設した日から6ヶ月経った日とカテーテル留置または自己導尿を導入した日から6ヶ月経った日のいずれか遅い日と初診日から1年6ヶ月経った日のいずれか早い日が障害認定日になります。 5 まとめ 今回は、障害年金における人工肛門の認定基準についてご説明しました。 人工肛門を造設した場合は原則3級に認定されます。 さらに、新膀胱を造設していたり尿路変更術を施していたり、カテーテル留置や自己導尿を行っている場合は原則2級に認定されます。 障害年金は2級に認定されれば少なくとも年間77万9300円、3級に認定されれば少なくとも年間58万4500円が支給されます。 障害年金はオスメイトの生活の大きな支えになるはずです。 この記事が皆さんの障害年金申請のお役に立てば幸いです。

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特集2 人工肛門 排便は、袋をつける方法か腸を洗う方法で

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第1章 直腸癌を治しストーマをなくす 【直腸癌、大腸癌の解説】 わたしたちは、肛門として自然な働きをする、 「新しい肛門を再生する手術 新肛門手術)」を1995年から行なっています。 直 腸癌(直腸がん、直腸ガン)に対する手術は、治癒を目指した、しっかりした手術を行ないます。 いままで行なわれていた手術法と比べて、何ら、切除する範囲に手心を加えることはありません。 つまり、直腸癌の治る可能性を損なうことはありません。 (2003年6月6日札幌で開催された日本外科学会総会で発表済み.内容は後日発表しますが、その要約は、2002年までに新肛門の手術をされた19名と同時期にぎりぎり肛門側から切除し肛門を残した19名との比較で、新肛門には切除部位近くの再発は1例もなかったのに比較し、ぎりぎりで肛門を残した19例中5例で局所再発が見られたというものです.これは、統計学的にも意味のある差(偶然の差ではないという意味です.)でした。 ) そのうえで、自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を有する陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り、肛門のあった部位に新たに肛門を作ります。 この手術法は国内外の学会や学術誌で情報公開していますが、現在のところ、われわれだけが行いうる手術法です。 欧米の教科書でも紹介されています) 直腸癌の切除に関して、医師も患者も悩みながら手術法を決定します。 なぜでしょうか。 それは、をしているためです。 大腸癌や直腸癌を治すためには、癌(ガン)をふくめて周囲の組織をいっしょにとる必要があります。 大腸癌細胞・直腸癌細胞が目に見えない形で、周りに散らばっていることが、いくつもの研究で明らかになっているからです。 つまり、治すためには、癌(ガン)だけくりぬくようなことはできません。 しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。 直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門 ストーマ が必要になってしまうというわけです。 [注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。 結腸はcolon、直腸はrectumで、大腸に見合う英語の専門用語はありません(強いてあげれば、large bowelでしょうか。 )が、とても便利な日本語です。 ] では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。 それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。 つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。 でも、これは肛門でも何でもありません。 便が出るということでは、肛門に似ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので、便はただただ意識せずに、出てくるだけです。 このごろでは、人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。 多くの方は、ストーマにビニール袋をつけて便をためます。 近年は、装具 [ 袋や皮膚保護剤 ] の発達が目覚しく、ストーマをつけた人々の生活は格段に改善されました。 しかし、それでも、肛門を失うのは辛いことです。 それが証拠に、直腸癌の手術方法は術後の排便機能が悪くなる危険をおかしても、出来る限り肛門を残す方向で発達してきました。 出来るだけ肛門の近くで腸を吻合し、人工肛門にならないように、手術術式と手術器械が発達してきたのです。 しかし、それらの発達にもかかわらず、今でも、肛門を切除しなければならないような直腸癌の患者さんがいることは、事実です。 そして、あなたが、その患者さんの、ひとりになるかもしれないと、主治医にいわれたのなら、手術によってお尻を失う可能性は高いでしょう。 かつて、そして今でも、医者は、患者さんに控えめに言うことが多いものです。 もし、あなたもそういう方のひとりであるのなら、以下の手術方法は、あなたが選ぶ手術法の 1 つの選択肢となります。 つまり、手術によって失った肛門をもう1度作る手術です。 手術法に名前をつけるのは、開発者の特権と考えていますが、実は今も、この手術方に、決定的な名前をつけていません。 たぶん、手術法の名前を問うだけの無意味な試験問題に記憶力のなさで悩ませられ続けた学生時代の苦い思い出が、手術法に名前をつけることためらわせているのだと、私は自己分析しています。 ) 基礎研究が始まった、1990年代半ばには、「機能的会陰部人工肛門 functional perineal colostomy 」と呼んで発表していました。 その後、手術内容は異なるのですが、似た名前の手術法があったため、それと区別する必要から、「生理的直腸肛門再建術 physiological anorectal reconstruction 」と呼んで、専門誌に発表しました。 正確には、陰部神経を縫合して新しく作った肛門なので、近年では、手術方法を正しく表すためにその英語訳のpudendal-nerve-anastomosed-neo-anusの頭文字をとって、PNANAと呼んだり、neo-anus with a pudendal nerve anastomosisの頭文字をとってNAPNAと呼んだりしています。 しかし、この手術はそれ以外の工夫も併用している手術法であるため、正確には、名は体を表す、という風には、なっていないのが現状です。 直腸癌は、癌(ガン)の中でも治りやすい癌です。 当院のデーターを示します.下のグラフは、、前主任教授の金澤暁太郎名誉教授の退官を記念して出版したデータブックから引用した、 1980 年から 1994 年までの直腸癌( 204 例)の生存率のデータです。 グラフを説明します. 1番上のラインがDukes' Aという進行度の直腸癌の手術後の生存率を示しています.Dukes'Aとは、癌が壁を超えない大きさのものを意味します.術後10年目の生存率が、90%です. 2番目のラインがDukes' Bという進行度の直腸癌の手術後の生存率です.Dukes'Bは、既に壁を超えるぐらい大きくなってしまった癌ですが、5年生存率は、80%を超えます. もっとも下のラインがDukes' Cという進行度で、既にリンパ節に転移が見られる程度に進行してしまった直腸癌の手術後の生存率です.このようにかなり進んだ直腸癌でも5年生存率で50%です.10年目のデータはなぜか悪いのですが、 統計上の理由に過ぎないとおもいますが、)9年生存率でさえ、40%に近い結果です. さらに、強調したいことは、現在ではこの当時と比べ物にならないほど、抗がん剤による化学療法が発達していることです。 直腸癌の生存率はさらに改善しているのです。 ここに示したように、かなり進んだ直腸癌 でも、他の癌に比較して、よく治るものなのです.もし、直腸癌がけして治らないものであったのなら、肛門を切除してまで、なぜ、大きい手術をする必要があるのでしょうか。 治りやすいガンだからこそ、必要十分のしっかりとした手術をすることが大事なのです。 治りやすい癌(ガン)だからこそ、治すための手術を、おろそかにしてはいけません。 人工肛門がいやだからといって、再発率を上昇させるような手術 データに基づかない小さな切除範囲の手術 を選ぶ外科医がいるのだとしたら、あまり、信用してはいけないと思います。 あなたの、人工肛門を恐れる心に迎合してそのような手術をするだけのことで、本来のあなたの希望する治療とはことなるはずです。 あなたの希望は、癌は癌でしっかり治して、かつ、人工肛門も避けたいというものであるはずです。 私たちは、肛門として自然に働くような、新しい肛門を再建する手術を行っています.直腸癌に対する手術は、治癒を目指したしっかりとした手術を行います.いままで行われていた手術方法と比べて、何ら、手術する範囲に縮小はありません.その上で、自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を演じる陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り、肛門のあった場所に新たに肛門を作ります。 連絡先: この治療法は、1995年当時勤務していた自治医科大学附属病院で世界第1例が施行され、20例ほどの経験の後、転勤先の国際医療福祉大学病院で症例が重ねられました。 2008年1月からは、新肛門手術に特化して独立した、にて、手術を行っています。 奇しくも、外科医Milesの記念すべき発表から100年を経ての、小さな抵抗であります。 現在、さいたま新開橋クリニックで週に1例のペースで下部直腸がんの手術を行っています。 その多くは、前医で人工肛門と言われた患者さんです。 手術は、ぎりぎ肛門を温存する手術であったり、肛門再建であったりと、当院ならではの手術が必要となる患者さんばかりです。 (埼玉県さいたま市西区宮前町408-1 電話 048-795-4760) 佐藤知行 (お電話は随時受け付けております。 外来診療や検査、手術のためにすぐに出られないこともありますが、遠慮なくお電話をおかけください。 ) 目次 医療法人よしわ会 さいたま新開橋クリニック All Rights Reserved.

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